肩こりや首の痛みの原因
1 無理な姿勢が原因
肩こりや首の痛みは、日常生活における無理な姿勢が引き起こす、筋肉の緊張によって生じることが多いです。
無理な姿勢とはどのようなものかといいますと、例えば、スマートフォンを操作する際のうつむき姿勢や、パソコンを操作する際の肩より前に頭が出る姿勢があげられます。
長時間このような姿勢を続けることで、首に負荷がかかり、筋肉が緊張することで痛みを引き起こしてしまいます。
元々、首は重い頭を支える役割を担っており、頸椎が緩やかにカーブすることで、頭の重さを分散して支えることができるようになっています。
しかし、無理な姿勢を続けることで、このカーブが損なわれてしまい、真っ直ぐな状態となるストレートネックになってしまう場合もあります。
また、寝具が合っていない場合も、就寝時に無理な姿勢をとることになり、肩こりや首の痛みの原因となります。
ご自身では無理な姿勢をしているつもりがなくても、日常的に無意識のうちに悪い姿勢になっている可能性があります。
こういった姿勢を普段から続けてしまうことで、肩こりや首の痛みの悪化につながるおそれがあるため、常に姿勢には注意が必要です。
2 骨格の歪みが原因
さらに、常に同じ肩にバッグをかける、片足重心で立つなど、身体の特定の部位に負荷のかかる姿勢が癖になっていると、身体のバランスが崩れてしまい、骨格に歪みが生じている可能性があります。
この歪みによって、一部の筋肉に負荷がかかり、筋肉が緊張して痛みを引き起こすということが考えられます。
3 追突事故などの衝撃で頸椎を損傷したことが原因
また、自動車事故で追突されると、突然の衝撃で首が前後に強く揺さぶられてしまいます。
これによって、頸椎の捻挫やその周辺の部位の損傷を引き起こし、首に痛みが出る場合があります。
神経を圧迫している場合は、手のしびれやめまいを引き起こすケースも見受けられるなど、痛みや不調は多岐に渡ります。